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ワインからインクを作る方法

■あまったワインの有効利用?
ワインを飲んでいると、最後の方は澱(おり)が溜まっててイマイチ・・・。
しかし、そのまま捨てるのはもったいない、というジレンマ。

そこで、余ったワインにひと工夫を加えて、「インク」を調整してみました。

■インクに必要な要素
赤ワインをそのままでは、色素の安定性が悪いし、ペンにつけても粘度が低すぎて(さらさらの液体すぎて)インクとして使い物にならないので、改善方法を考えます。

まず色素の安定性ですが、赤ワインの色素はポリフェノールが主体。
つまり、ポリフェノールの化学構造で不安定そうなヒドロキシ基に、てきとーに何かくっつけて安定化させましょう。
今回は安価で入手も容易で、ヒドロキシ基にくっつくそうなアルミニウムイオンを持つみょうばんを使ってみます。

次に「粘度」ですが、古来よりインクの調整といえばアラビアゴムが一般的ですが、昭和30年頃までは「液体のり(アラビアのり)」として流通していたものの現代ではなかなか入手が面倒。
そこで、アラビアの代用品として有名なポリビニルアルコール系の「液体のり」にしてみました。

■材料・準備するモノ
・赤ワイン 50ml
液体のり(PVA系)
みょうばん

■作り方
・赤ワインにみょうばんをひとつまみ加えます。
・加熱してみょうばんを溶かします。
(色が 薄い場合は、ここで煮詰めて色を調整して下さい)
・冷めたら、液体のり全体の10%ほどを加えて完成。

■使い方
Gペンなどのつけペンの先に、ワインインクを少しつけてフツーに書くだけ。
中世ヨーロッパで使われたフラクトゥールのような書体や、当時の筆記体などを真似てみると雰囲気が出て良いかもしれません。

アニメのタイトルを羅列しただけでも、なんかカッコいい感じに。

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